ディーゼルエンジンオイルには、ガソリン用とは別の専用規格があります。日本ではJASO(日本自動車技術会)の規格が広く使われ、代表がDH-1・DH-2(大型用)とDL-1(小型用)。選択を誤るとDPFの目詰まりにつながるため、違いの理解が大切です。
- ① JASOのディーゼル規格=DH-1・DH-2(大型)/DL-1(小型)。
- ② DPF装着車は低灰分(Low SAPS)のDH-2・DL-1が必須。DH-1は灰分が高めでDPF非装着・旧型向け。
- ③ 迷ったら車両メーカーの指定規格・粘度に従うのが正解。
SPECSJASOディーゼル規格の一覧
| 規格 | 対象 | 灰分 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| DH-1 | 大型ディーゼル | やや高め | DPF非装着車・旧型の大型トラック・建機等 |
| DH-2 | 大型ディーゼル | 低灰分(Low SAPS) | DPF装着の大型車。目詰まりを抑える |
| DL-1 | 小型ディーゼル | 低灰分(Low SAPS) | DPF装着の小型・乗用ディーゼル |
DH-1 vs DH-2DH-1とDH-2は何が違う?
両者ともJASOの大型ディーゼル用ですが、決定的な違いは「灰分(硫酸灰分)・硫黄・リン」を抑えているかです。DH-2はDPF装着を前提に、これらを低く抑えた低灰分(Low SAPS)仕様。DPF内に灰が溜まりにくく、フィルターの目詰まりや再生頻度の増加を抑えます。DH-1は清浄・耐摩耗性に優れる一方、灰分がやや高めのため、DPF装着車には向きません。
LOW SAPS「低灰分(Low SAPS)」とは
SAPSはSulfated Ash(硫酸灰分)・Phosphorus(リン)・Sulfur(硫黄)の頭文字。これらの成分は燃焼後に灰としてDPFに残り、少しずつ堆積して目詰まりの原因になります。DPF装着車で低灰分オイル(DH-2・DL-1)が必須とされるのはこのためです。
APIAPI規格(CK-4など)との関係
ディーゼル用オイルには、米国のAPI規格(CK-4・CJ-4 など)もあります。国内のディーゼル車ではJASO規格(DH-2・DL-1等)が指定されることが多く、API規格と併記された製品も一般的です。どちらの表記でも、最終的には車両メーカーの指定に合致するかで選びます。
HOW TO CHOOSE選び方の手順
- ① 取扱説明書やメーカー指定の規格(DH-2/DL-1 等)と粘度(10W-30 等)を確認。
- ② DPF装着車なら低灰分(DH-2 or DL-1)を選ぶ。
- ③ 使用環境(高負荷・長距離・寒冷地)に合う粘度を選定。
- ④ 交換サイクルはメーカー指定・使用状況に応じて管理。
OUR SUPPLY根木石油のディーゼルオイル
FAQよくあるご質問
DH-2はDPF装着車向けの低灰分(Low SAPS)仕様。DH-1は灰分が高めでDPF非装着・旧型向けです。DPF車にはDH-2を使います。
小型ディーゼル向けの低灰分規格です。大型はDH-2、小型はDL-1が低灰分の目安になります。
灰分・リン・硫黄はDPFに灰として堆積し目詰まりの原因になります。DPF車では低灰分オイルが必須です。
DPFの早期目詰まり・再生頻度増・寿命低下の恐れがあります。メーカー指定規格を守ってください。
APIは米国規格、JASOは日本の規格です。国内はJASO指定が多く、併記製品もあります。車両指定に合わせて選びます。
ディーゼルオイルの銘柄選定・お見積り
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関連ページ
※ 本ページはJASO等の公開情報にもとづく一般的な解説です。規格の詳細・適合は改訂される場合があります。オイル選定にあたっては車両メーカーの指定・取扱説明書をご確認ください。