公的資料(資源エネルギー庁・経済産業省)や各種報道・業界紙(燃料油脂新聞 ほか)をもとに概況を独自に整理したものです(無断転載はしていません)。価格・数量は概数・時点の値で、変動します。最新・正確な数値は各機関/各紙の公表をご確認ください。
「灯油が高い」「頼んでも来るのが遅い」——この冬、例年とは違う声が各地で聞かれます。背景にあるのは、原料(原油)の供給不安と、届ける力(配送・販売網)の細りという、二重の逼迫です。順に見ていきます。
- ① 中東情勢で原油の供給が不安定化。製油所の稼働低下・輸送混乱で、灯油まで供給が逼迫し、価格は過去最高値圏。
- ② そこに円安・人件費/物流費の上昇、配送ドライバー不足、SS(給油所)減少が重なり、「買えても届きにくい」状況に。
- ③ 冬は需要が集中。対策は早めの確保・定期配達・ホームタンク補充で切らさない運用。買いだめ(変質リスク)より計画配達が安全。
WHAT何が起きているか(供給逼迫の背景)
発端は原油の供給不安です。2026年の中東情勢により、産油地域からの原油輸送に混乱が生じ、タンカーの通航が大きく減少したと報じられました。国際エネルギー機関(IEA)も、中東からの石油供給が大きく落ち込んだと指摘しています。
- 原料が入りにくい:原油の調達が不安定になり、国内の製油所の稼働率が低下。灯油・ジェット燃料など中間留分の生産が減少しました。
- 灯油は「連産品」:灯油だけを増産するのは難しく(原油から製品ができる仕組みを参照)、冬の需要集中と重なると需給が一気に締まります。
- 国も対応:経済産業省・資源エネルギー庁は「中東情勢を踏まえた燃料油・石油製品の安定供給確保」の検討を進めています(2026年)。
PRICE価格はどうなっている
灯油の配達価格は過去最高値圏で推移しています。報道では、全国平均で18Lあたり2,900円台(1Lあたり概ね160円前後)に達した時期があり、短期間で1Lあたり二桁円の急騰が相次いだと伝えられました。原油高に加え、円安と人件費・物流費の上昇が価格を押し上げています。
※ 価格は地域・時期・配達条件で異なり、日々変動します(上記は報道による概数・時点値)。最新は各社・各紙でご確認ください。原油・為替の動きはトップのリアルタイム市況、元売りの改定は価格改定表で追えます。
WHYなぜ「不足」「届きにくい」のか(構造要因)
今回の逼迫は、相場だけの問題ではありません。届ける力そのものが細っていることが、体感としての「不足」を強めています。
- SS(給油所)の減少・倒産ラッシュ:全国の給油所はピークから半減し、2026年はSSの倒産・廃業が過去最多ペース(1〜8月で144件・帝国データバンク)。地域の販売拠点そのものが細り、灯油の入手・配達が難しくなっています。(→SS倒産が過去最多ペース/SS減少の状況)
- 配送ドライバー・タンクローリーの不足:運ぶ人・車が足りず、ピーク時に配達が追いつかない。
- 需要の集中:寒波が来ると一斉に需要が立ち上がり、在庫と配送能力の両方に負荷。
- 一部で配達の受注停止:販売店によっては、灯油配達の一時受注停止に踏み切る例も報じられました。
ACTIONこの冬、今できる備え
「未曽有」と言われる状況でも、できる対策はあります。ポイントは切らさない運用です。
- 早めに確保・予約:寒波の直前は注文が集中します。残量に余裕のあるうちに手配を。
- 定期配達(ルート補充):使用ペースに合わせて自動で届く仕組みにしておくと、繁忙期でも切れにくい。
- ホームタンク補充:ポリ容器を何度も運ぶ手間なく、まとめて確保。タンクの残量・劣化・漏れ点検も忘れずに。
- 買いだめは避ける:灯油は持ち越し・長期保管で変質します。変質灯油は故障・不完全燃焼の原因に。(→灯油の保管・期限)必要量を計画的に。
WHO立場別の「切らさない」備え
影響の出方も対策も、使う立場で変わります。自分に近いところから手を打ってください。
- ご家庭:寒波の前は注文が集中します。残量が7〜8割あるうちに次の配達を予約。ポリ容器の運搬が負担ならホームタンク+定期配送が安心です。(→灯油の配達・タンクの選び方)
- 福祉施設・宿泊業・病院など:暖房を止められない施設は最優先で定期化を。残量管理とセットのルート補充で、繁忙期の遅れリスクを避けられます。(→灯油の調達・仕入れ(業務用))
- 工場・乾燥・農業(ハウス暖房):ドラム・ローリーの大口は早めの計画発注を。用途によってはA重油との併用・切替もご相談ください。
- 飲食・店舗:客席暖房の灯油は営業に直結します。予備残量を多めに設定しておくと寒波でも安心です。
LOCAL岡山・中国四国の状況と、根木石油の役割
全国的な逼迫は、販売拠点が減っている地域ほど「不足」を強く感じます。岡山県内でもガソリンスタンドの閉店・SS過疎化が進み、「近くで買えない」「配達が追いつかない」という声が増えています(→岡山のSS開店・閉店情報/SS閉鎖の状況)。
根木石油はENEOS特約店・燃料卸として、元売りからの供給網と自社の配送体制で、岡山・中国四国のご家庭から施設・事業所・農業現場まで、当年の新しい灯油を定期配送・ローリー大口でお届けします。逼迫期こそ「早めの確保・定期化」が最大の防御です。閉店したSSをお使いだった方の乗り換え相談も承ります。
根木石油は、灯油の配達・ホームタンク補充と定期配送で「切らさない」をお手伝いします。店頭でのお受け取りは神崎北SS(灯油)へ。逼迫期こそ、早めのご相談・ご予約を。
灯油、今年は早めの確保を
配達・定期便・ホームタンク補充のご相談を承ります。数量・お届け先・ご希望のペースをお知らせください。
FAQよくあるご質問
中東情勢で原油供給が不安定になり、製油所の稼働低下・輸送混乱で灯油まで供給が逼迫。加えて円安・人件費高で、配達価格は過去最高値圏です。最新値は各機関・各紙でご確認ください。
在庫があっても、配送ドライバー不足やSS減少で届ける体制が細っているため。寒冷地・中山間地で影響が出やすく、一部販売店では配達の一時受注停止も報じられています。
原油・為替・国際情勢次第で不透明。冬は需要集中で不安定になりやすく、早めの確保・定期配達がリスク軽減になります。
過度な買いだめは避けてください。灯油は長期保管で変質し、事故・故障の原因に。必要量を計画的に、定期配達・補充で切らさない運用を。
残量管理とセットの定期配送(ルート補充)にしておくのが最も確実です。暖房を止められない福祉・宿泊・医療・農業は、早めに定期化を。ドラム・ローリーの大口も計画配送で対応します。(→灯油の調達・仕入れ)
まとめ受け取り(ホームタンク・ローリー)で小分けコストを省く、定期化で割高な緊急手配を避ける、設備の適切な使用・点検で燃費を保つ、が基本です。用途によってはA重油等への切替も選択肢です。
はい。根木石油は岡山・中国四国で、ご家庭から施設・事業所まで灯油の配達・ホームタンク補充・定期配送に対応します。エリア・数量・ご希望のペースをお知らせください(TEL 090-7135-2752)。
主なデータ・出典
関連ページ
※ 本ページは公開情報・各種報道・業界紙(燃料油脂新聞 ほか)等をもとに概況を独自にまとめた参考情報です。原文の転載は行っていません。数値は概数・時点値で、正確性・最新性を保証するものではありません。価格・供給状況は地域や時期で異なり、日々変動します。最新・正確な情報は各機関(資源エネルギー庁・経済産業省等)および各紙の公表資料をご確認ください。当ページは広告を掲載していません。