燃料・石油の取引では専門用語が多く、「軽油とA重油はどう違う?」「免税軽油って?」「RIMって何?」と迷いがちです。このページは、よく使う用語を「〜とは」の一文でやさしく定義した用語集です。わからない言葉はここで確認し、具体的な仕入れ・配送・見積りは根木石油へお気軽にご相談ください。
FUEL TYPES① 燃料の種類
- 軽油けいゆ/ディーゼル燃料
- 軽油とは、原油を精製して得られる石油製品で、ディーゼルエンジンの燃料として使われる油です。トラック・バス・建設機械・農業機械・発電機などに広く用いられ、日本ではJIS規格で号数が区分されます。(→軽油の種類・号数・凍結対策)
- A重油えーじゅうゆ
- A重油とは、軽油に近い性状の重油で、ボイラー・農業用乾燥機・漁船・発電設備などの燃料に使われます。重油の中で最も軽質で扱いやすく、産業・農業の熱源として需要が大きい油です。
- C重油・B重油
- C重油とは、粘度が高く、主に大型ボイラーや船舶の燃料に使われる重質な重油です。B重油はAとCの中間的な性状を持ちます。
- 灯油とうゆ/白灯油
- 灯油とは、原油を精製して得られる石油製品で、家庭用の暖房器具(ファンヒーター・ストーブ)や給湯、業務用の熱源に使われる油です。(→灯油の価格の決まり方・灯油の配達)
- ガソリンレギュラー/ハイオク
- ガソリンとは、揮発性が高く引火しやすい石油製品で、主にガソリンエンジンの乗用車・二輪車の燃料に使われます。オクタン価の違いでレギュラーとハイオクに分かれます。
- BDFバイオディーゼル燃料
- BDFとは、廃食用油や植物油を原料に作られる軽油代替のバイオ燃料で、Bio Diesel Fuelの略です。軽油に混合して使われることもあります。
DIESEL SPEC② 軽油の規格・性状
- 軽油のJIS規格(号数)
- 軽油のJIS規格(号数)とは、季節・地域の気温に応じて軽油の流動性を区分した日本の規格です。暖地向けの1号・2号から寒冷地向けの3号・特3号まであり、冬季・寒冷地では低温で固まりにくい号数を使います。(→号数と凍結対策)
- セタン価
- セタン価とは、ディーゼル燃料の着火性を示す指標で、数値が高いほど着火が良く燃焼が安定します。
- 目詰まり点CFPP
- 目詰まり点(CFPP)とは、低温で軽油中のワックス分が析出し、燃料フィルターが詰まり始める温度のことです。寒冷地では号数選びの重要な目安になります。
- サルファーフリー軽油
- サルファーフリー軽油とは、硫黄分を10ppm以下に抑えた軽油です。排出ガスを低減し、最新の排ガス処理装置(DPF・SCR)に適合します。
- 引火点いんかてん
- 引火点とは、油が空気中で火を近づけたときに燃え出す最低温度のことです。油種ごとに定められ、取り扱い・保管の安全基準になります。
TAX & SYSTEM③ 税・制度
- 軽油引取税けいゆひきとりぜい
- 軽油引取税とは、軽油の引取り(購入)に対して課される地方税で、税率は1リットルあたり15円です(2026年4月の暫定税率廃止後・本則。以前は32.1円)。(→免税軽油のQ&A)
- 免税軽油めんぜいけいゆ
- 免税軽油とは、船舶・農業・鉱業・建設機械など特定の用途に限り、軽油引取税(15円/L)が免除される制度に基づく軽油です。対象かどうか・手続きは都道府県(県税事務所)が判断します。(→免税軽油のQ&A)
- ガソリン税揮発油税+地方揮発油税
- ガソリン税とは、揮発油税と地方揮発油税の総称で、合計1リットルあたり53.8円です。価格高騰時に一部税を一時停止する「トリガー条項」の仕組みがありますが、適用には法改正等が必要です。
- 石油石炭税
- 石油石炭税とは、原油・石油製品・ガス・石炭などに課される国税です。地球温暖化対策のための課税(温対税)が上乗せされています。
- 元売もとうり
- 元売とは、原油の調達・精製から石油製品の供給までを担う石油会社(ENEOS・出光興産・コスモ石油など)のことです。(→石油業界の仕組み)
- 特約店とくやくてん
- 特約店とは、元売と直接契約して石油製品を仕入れ、販売店や需要家に供給する販売業者です。根木石油はENEOSの特約店です。
- SSサービスステーション
- SSとは、サービスステーション(ガソリンスタンド)の略で、給油・車両サービスを行う店舗のことです。(→SS開店・閉店情報)
PRICE & TRADE④ 価格・取引
- 仕切価格元売仕切
- 仕切価格とは、元売が特約店に販売する際の卸価格のことで、原油相場・為替・需給を反映して見直されます。(→元売資格とRIM価格)
- RIMリム/スポット価格
- RIM(リム)とは、石油製品のスポット(業者間)取引価格を調査・公表する価格指標の一つで、卸価格や入札の水準を測る物差しとして使われます。(→入札・落札情報の読み方)
- 業転ぎょうてん
- 業転とは、「業者間転売」の略で、系列外で流通する石油製品(業転玉)やその取引を指します。
- タンクローリー
- タンクローリーとは、燃料を安全に運ぶためのタンクを備えた専用トラックで、SS・工場・現場への配送に使われます。(→配送エリア)
- 建値たてね
- 建値とは、取引の基準として提示される価格のことです。燃料価格は相場で日々変動するため、正確な単価はお問い合わせが確実です。
LUBRICANTS⑤ 潤滑油
- 潤滑油じゅんかつゆ
- 潤滑油とは、機械やエンジンの金属部品間の摩擦・摩耗を減らし、冷却・防錆・密封の役割を果たす油の総称です。(→潤滑油のQ&A・かんたん見積もり)
- エンジンオイル
- エンジンオイルとは、エンジン内部の潤滑・冷却・清浄・防錆を担う潤滑油で、SAE粘度やAPI/ILSAC規格で性能が区分されます。
- 作動油油圧作動油
- 作動油とは、油圧ショベルやプレスなどの油圧機器で動力を伝える潤滑油で、耐摩耗性・酸化安定性が求められます。
- グリース
- グリースとは、基油に増ちょう剤を加えた半固体状の潤滑剤で、ベアリングや摺動部など油が流れ落ちやすい箇所に使われます。
- 粘度VG/SAE粘度
- 粘度とは、油の流れにくさ(硬さ)を示す指標です。工業用はISO VG(VG32・VG46・VG68など)、エンジンオイルはSAE粘度(5W-30など)で表します。
- ドラム缶・ペール缶
- ドラム缶とは約200リットル、ペール缶とは約20リットルの金属容器で、潤滑油の代表的な荷姿です。(→荷姿別に見積もる)
ADBLUE / EMISSION⑥ AdBlue・排ガス
- AdBlueアドブルー/尿素水
- AdBlueとは、高濃度尿素水(尿素32.5%の水溶液)の商標で、ディーゼル車のSCRシステムで排出ガス中の窒素酸化物(NOx)を除去するために使われます。(→AdBlueのQ&A・価格・注文)
- SCR選択触媒還元
- SCRとは、Selective Catalytic Reductionの略で、AdBlue(尿素水)を使って排出ガス中のNOxを窒素と水に分解する排ガス浄化システムです。
- DPF
- DPFとは、Diesel Particulate Filterの略で、ディーゼル排出ガス中の粒子状物質(PM・すす)を捕集するフィルターです。
- ISO22241
- ISO22241とは、AdBlue(尿素水)の品質を定める国際規格で、濃度・不純物などの基準を規定しています。(→AdBlueのQ&A)
DELIVERY⑦ 配送・取引形態
- 現場給油出張給油
- 現場給油とは、タンクローリーが建設現場・工場・農地などへ出向き、重機・建機・発電機・保管タンクへ直接給油するサービスです。(→現場給油・現場給油のQ&A)
- ホームタンク
- ホームタンクとは、家庭や事業所に設置する灯油・軽油の貯蔵タンクで、定期配送と組み合わせて「切らさない」供給に使われます。(→灯油の配達)
- 計画配送消費予測
- 計画配送とは、使用量の予測にもとづき、燃料を切らさないよう定期的に補充する配送方式です。
- 官公需・入札
- 官公需とは、官公庁・自治体による物品・サービスの調達のことで、燃料は入札を通じて供給されます。(→官公需・入札対応・入札情報の探し方)
FAQよくある疑問(用語の違い)
Q. 軽油とA重油の違いは?
軽油はディーゼルエンジンの燃料として車両・建機・発電機に使われる油、A重油は軽油に近い性状ながらボイラー・乾燥機・漁船など主に熱源(燃焼)用途に使われる油です。用途・取り扱い・課税(A重油は軽油引取税の対象外)が異なります。
Q. 軽油引取税はいくら?
1リットルあたり15円です。船舶・農業・建設機械など特定用途では免税軽油として免除される制度があります(対象可否・手続きは都道府県が判断)。
Q. AdBlue(尿素水)とは?
尿素32.5%の高濃度尿素水の商標で、ディーゼル車のSCRシステムに補充し、排出ガス中の窒素酸化物(NOx)を窒素と水に分解して無害化します。
Q. RIM(リム)とは?
石油製品のスポット(業者間)取引価格を調査・公表する価格指標の一つで、卸価格や入札の落札水準を測る物差しとして使われます。
用語の先は、実際の仕入れ・配送へ
「この油種は扱える?」「うちの用途で免税は?」「まとめて安く仕入れたい」——岡山のENEOS特約店 根木石油がお見積り・ご提案します。
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※ 本用語集は一般的な理解のための概説です。税額・規格・制度は改正される場合があり、免税の対象可否など個別の取り扱いは都道府県・関係機関の判断によります。最新・正確な適用はお問い合わせ・関係機関でご確認ください。