ディーゼル車の排ガスには、PM(粒子状物質=すす)が含まれます。これを捕まえて大気への排出を抑えるのがDPF(Diesel Particulate Filter)。捕集したすすは「再生」で燃やして除去しますが、使い方やオイル選びを誤ると目詰まりし、費用のかさむ交換につながることもあります。
- ① DPFは排ガスのすす(PM)を捕集する装置。溜まったすすは「再生」で燃やして除去。
- ② 再生には自動再生(走行中)と手動/強制再生(停車して実施)がある。
- ③ 目詰まり対策の要は低灰分オイル(DH-2・DL-1)と、排気温度が上がる走り方・早めの再生。
WHATDPFの役割としくみ
DPFは、排気管の途中に置かれたハニカム(多孔質)構造のフィルターです。排ガスがこの微細な壁を通り抜けるとき、すす(PM)だけが捕まえられ、きれいになったガスが排出されます。これにより黒煙・粒子状物質の大気放出が大きく減ります。
REGENERATION「再生」=溜まったすすを燃やす
フィルターにすすが溜まると通気が悪くなるため、高温ですすを燃やしてCO2として除去し、通気を回復させます。これが再生(さいせい)です。方式は主に次のとおり。
- 自動再生:一定量たまると、走行中にシステムが自動で排気温度を上げてすすを燃やす。ふだんは意識せず行われます。
- 手動(強制)再生:短距離中心などで自動再生が進まずDPF警告灯が出た場合に、安全な場所に停車し、スイッチ操作等で意図的に再生する方式。
CLOGGING目詰まりの主な原因
- 短距離走行・アイドリングが多い:排気温度が上がらず自動再生が進まない。
- 灰分の高い不適合オイルの使用:燃え残る"灰"がフィルターに堆積する。
- 走行距離の蓄積:すすは燃やせても、オイル由来の灰(アッシュ)は燃えず少しずつ溜まる。
- 警告灯の放置:再生を先延ばしにすると堆積が進み、再生不能に近づく。
OILオイル選びがDPF寿命を左右する
DPF装着車には、灰分・リン・硫黄を抑えた低灰分(Low SAPS)オイルが必須です。大型はDH-2、小型はDL-1が目安。灰分の高いオイルを使い続けると灰の堆積が早まり、再生頻度の増加やフィルター寿命の低下を招きます。規格の詳細はディーゼルオイルの規格 DH-1/DH-2/DL-1をご覧ください。
CARE目詰まりを防ぐ・長持ちさせるコツ
- 低灰分オイル(DH-2・DL-1)を使う:メーカー指定規格を厳守。
- 時々しっかり走る:短距離ばかりでなく、一定速度の走行で排気温度を上げ、自動再生を促す。
- 警告灯が出たら早めに再生:放置せず、手順に従って手動再生を実施。
- AdBlue車はAdBlueも切らさない:尿素SCRと組み合わせた排ガス浄化のため、AdBlueの補充も忘れずに。
OUR SUPPLY根木石油の対応
FAQよくあるご質問
ディーゼル車の排ガス中のPM(すす)を捕集する装置です。溜まったすすは再生で燃やして除去します。
捕集したすすを高温で燃やして除去し通気を回復させることです。走行中の自動再生と、停車して行う手動(強制)再生があります。
短距離・アイドリング中心で排気温度が上がらない、灰分の高いオイルの使用、灰の蓄積、警告灯の放置などです。
低灰分オイル(DH-2/DL-1)の使用、時々の一定速度走行、警告灯が出たら早めの再生が有効です。
低灰分(Low SAPS)が必須。大型DH-2・小型DL-1が目安で、車両指定の規格・粘度に合わせます。
DPF車向けオイル・AdBlueのご相談
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関連ページ
※ 本ページは排出ガス関連の公開情報にもとづく一般的な解説です。再生方式・警告表示・対処は車種により異なります。実際の取り扱いは車両の取扱説明書・整備事業者の指示に従ってください。