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NEXT-GENERATION FUELS

次世代燃料とは?
SAF・リニューアブルディーゼル・e-fuel・水素

脱炭素=すべて電気、ではありません。航空・船舶・大型トラック・建機など、電化が難しい分野では液体燃料が不可欠。だからこそ次世代燃料が注目されています。SAF・HVO・e-fuel・水素の違いを、岡山の燃料卸・根木石油がやさしく整理します。
最終更新:2026年9月20日/出典:エネルギー・脱炭素に関する公開情報にもとづく一般的な解説

「これからはEV(電気自動車)だから燃料は要らなくなる?」——実はそう単純ではありません。飛行機や船、大型トラック、建機・農機、非常用電源など、電気に置き換えにくい分野が数多く残ります。そこで鍵になるのが、既存の設備をそのまま使える次世代の液体燃料です。

この記事のポイント(3つ)

WHYなぜ「燃料」がこれからも要るのか

脱炭素の主役はたしかに電化ですが、電化が難しい分野があります。

こうした分野では、既存のエンジンとインフラをそのまま使える液体燃料が現実的な脱炭素の道になります。それが次世代燃料の出番です。

かんたんに言うと「全部を電気に」は難しい分野があるので、今の給油・エンジンのまま、中身だけ"環境にやさしい燃料"に入れ替える——これが次世代燃料の基本的な考え方です。

TYPES主な次世代燃料

燃料原料・作り方主な用途既存インフラ
SAF
持続可能航空燃料
廃食用油・バイオマス等航空機(ジェット燃料代替)◎ 混合してそのまま
リニューアブルディーゼル
(HVO・水素化処理油)
植物油・廃食油を水素化トラック・建機・軽油代替◎ ドロップイン
バイオディーゼル
(BDF・FAME)
廃食油等をエステル化ディーゼル(混合利用)◯ 混合率・低温に制約
合成燃料 e-fuel
(イーフューエル)
再エネ由来の水素+回収CO2自動車・航空・船舶◎ 既存エンジンで使える
水素・アンモニア再エネ電力で水素製造 等燃料電池・発電・船舶△ 専用設備が必要
バイオエタノールサトウキビ・穀物等ガソリン混合◯ 混合利用

※ 各燃料の呼称・区分・普及状況は今後変わる可能性があります。上表は代表的な整理です。

SAFSAF(持続可能航空燃料)

SAF=Sustainable Aviation Fuel。廃食用油やバイオマスなどを原料とする航空燃料で、従来のジェット燃料に混ぜて既存の航空機・空港設備でそのまま使えるのが特徴。燃料のライフサイクル全体でのCO2を減らせるため、電動化が難しい航空分野の脱炭素の切り札とされています。

HVO vs BDFリニューアブルディーゼル と バイオディーゼル

どちらも植物油・廃食油が原料ですが、作り方と品質が違います。

E-FUEL合成燃料 e-fuel(イーフューエル)

再生可能エネルギー由来の水素(グリーン水素)と、工場や大気から回収したCO2を合成して作る液体燃料です。使うときにCO2を出しても、原料段階で回収したCO2と相殺できるため、カーボンニュートラルとされます。既存のエンジン・給油インフラで使える魅力がある一方、製造コストが高く、大量の再エネ電力が必要で、量産・普及が今後の課題です。

H2水素・アンモニア

燃焼・利用時にCO2を出さないゼロカーボン燃料として、燃料電池・発電・船舶などで期待されています。ただし、製造・貯蔵・輸送に専用の設備が必要で、インフラ整備やコストが普及の鍵です。

DROP-IN“ドロップイン”がなぜ重要か

SAFやHVO、e-fuelの共通の強みは「ドロップイン」——つまり今のエンジン・タンク・ローリー・給油機をそのまま使えることです。設備をまるごと入れ替えずに脱炭素を進められるため、移行がスムーズ。燃料を確実に届ける卸・配送の役割は、次世代燃料の時代も続いていきます。

脱炭素は一足飛びには進みません。当面は従来燃料と次世代燃料が併存しながら、少しずつ置き換わっていく見込みです。だからこそ、今の燃料を安定して届けつつ、次の燃料にも対応できる供給体制が大切になります。

OUR ROLE根木石油の役割

根木石油は、軽油・A重油・灯油・ガソリンの安定供給を軸に、BDF(バイオディーゼル)などの取り組みも進めています。次世代燃料の多くは既存インフラで扱えるドロップインのため、私たちのローリー配送・現場給油・タンク管理の強みはそのまま活かせます。地域のエネルギーを、これからも“ラストワンマイル”で支えます。

FAQよくあるご質問

Q. 次世代燃料とは?

脱炭素に向けた化石燃料の代替・補完燃料の総称です。SAF・HVO・BDF・e-fuel・水素などがあります。

Q. SAFとは?

廃食油・バイオマス等を原料とする持続可能航空燃料。既存の航空機・設備でそのまま使え、ライフサイクルのCO2を削減します。

Q. HVOとBDFの違いは?

HVO(リニューアブルディーゼル)は水素化して軽油に近い性状にしたドロップイン燃料。BDF(FAME)はエステル化燃料で混合率・低温に制約があります。

Q. e-fuelとは?

再エネ由来の水素と回収CO2から作る合成燃料。カーボンニュートラルとされますが、コストと再エネ電力の確保が課題です。

Q. なぜEVだけでは足りない?

航空・船舶・大型トラック・建機・非常用電源など電化が難しい分野が多く、既存インフラで使える液体の次世代燃料が現実的だからです。

いまの燃料も、次の燃料も。

軽油・A重油・灯油・ガソリンの安定供給、BDF等の取り組みまで。地域のエネルギーは根木石油にご相談ください。

関連ページ

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※ 本ページはエネルギー・脱炭素に関する公開情報にもとづく一般的な解説です。次世代燃料の規格・普及状況・呼称は今後変わる可能性があります。