HOME › お役立ちガイド › 重油の種類(A/B/C)の違い
HEAVY OIL TYPES

重油の種類|A重油・B重油・C重油の違い
(JIS K 2205)

「重油」とひとくちに言っても、実は粘度によってA・B・Cの3種類に分かれます。A重油は軽油に近く、C重油は最も重い——用途も扱い方も別物です。粘度・比重・硫黄分・用途の違いを、岡山の燃料卸・根木石油が早見表で整理します。
最終更新:2026年9月15日/出典:JIS K 2205、ENEOS「石油便覧」等の公開情報にもとづく解説

工場のボイラーや船の燃料に使われる「重油」。同じ重油でも、A重油とC重油では粘度も比重も用途もまるで違います。まずは3種類の違いを早見表でつかみましょう。

この記事のポイント(3つ)

QUICK TABLEA重油・B重油・C重油 早見表

種類JIS区分比重・粘度の目安主な用途
A重油1種比重 約0.82〜0.86/低粘度(軽油に近い)中小工場のボイラー・ビル暖房・小型船舶・農業ハウス暖房・非常用発電
B重油2種比重 約0.90〜0.93/中間中小工場のボイラー・窯業炉(※近年ほとんど流通せず)
C重油3種比重 約0.90〜0.98/最も重質・高粘度電力・化学・製紙などの大型ボイラー、大型船舶(加熱して使用)
かんたんに言うと数字(種)が上がるほど“重く・ドロっと”なります。A=サラサラで扱いやすい、C=ドロドロで加熱が必要。ふだん陸の工場・施設・農業で使うのはほぼA重油です。

※ 比重・粘度は代表的な目安です。A重油は硫黄分により1号・2号に、C重油は動粘度により1〜3号に細分されます。正確な規格値はJIS K 2205をご確認ください。

A OILA重油(1種)— 陸の主役

A重油は重油の中で最も軽質で扱いやすいタイプ。軽油に近い性状で、常温でも流れやすく、加熱なしで使えます。中小工場のボイラー、ビル・施設の暖房、農業ハウスの加温、小型船舶、非常用発電機など幅広い現場の主力燃料です。硫黄分の少ない低硫黄A重油もあります。

C OILC重油(3種)— 大量燃焼の重量級

C重油は最も重質で粘度が高いタイプ。常温ではドロっとして流れにくいため、タンクや配管を加熱(加温)して粘度を下げ、ポンプ移送・バーナー噴霧をして燃やします。電力・化学・製紙などの大型ボイラーや大型船舶など、大量に燃やす用途で経済性を発揮します。

かんたんに言うとC重油は“燃料の重量級”。安いぶん扱いにくく、温めないと流れないので、大きな設備で大量に使う現場向けです。

B OILB重油(2種)— 中間だが希少

B重油はAとCの中間の性状ですが、近年はほとんど流通していません。多くの現場はA重油かC重油を選びます。

OUR SUPPLY根木石油のA重油供給

根木石油は、岡山を中心とした中国・四国エリアへ、需要の多いA重油を卸・ローリー配送・現場給油で供給しています。工場ボイラー・農業・施設・船舶向けなど、用途・数量に合わせてご提案。「うちのボイラーはどの重油?」もご相談ください。詳しくはA重油の卸ページへ。

FAQよくあるご質問

Q. 重油には何種類ある?

JIS K 2205でA(1種)・B(2種)・C(3種)の3種類。Aが最も軽く、Cが最も重質。Bは中間だが近年ほぼ流通せず。

Q. A重油とC重油の違いは?

A重油=軽油に近く扱いやすい(中小ボイラー・暖房・小型船)、C重油=最重質・高粘度で加熱して使用(大型ボイラー・大型船)。

Q. C重油はなぜ加熱するの?

粘度が高く常温では流れにくいため。加温して粘度を下げ、移送・噴霧・燃焼をしやすくします。

Q. A重油と軽油の違いは?

軽油=エンジンの動力用、A重油=ボイラー等の燃焼用が中心。詳しくは燃料の違いを参照。

Q. 根木石油はどの重油を扱う?

需要の多いA重油を卸・配送で供給。工場・農業・施設・船舶向けに用途・数量をご提案します。

A重油の卸・配送のご相談はお気軽に

工場ボイラー・農業・施設・船舶向けのA重油を、卸価格でローリー配送・現場給油。中国・四国エリアをサポートします。

参考リンク(外部)

関連ページ

A重油の卸 › 軽油・灯油・A重油・ガソリンの違い › 非常用発電機の燃料の寿命・入れ替え › 石油の旅(原油から給油まで)› お役立ちガイド一覧 ›

※ 本ページはJIS K 2205・ENEOS「石油便覧」等の公開情報にもとづく一般的な解説です。比重・粘度・区分・用途は代表例で、製品・規格改正により異なる場合があります。正確な値は各規格・供給元でご確認ください。